家作りの知識
2021.05.13
Skogスタッフ
吹き抜けのメリット・デメリットを解説!
「吹き抜けって実際どうなの?」と疑問に思う方、いらっしゃいますよね?
吹き抜けは、大きく間取りや構造を変えるので、
作ってみたいけど、そのメリット・デメリットを
しっかり理解しないと心配・・・という方も多いはず。
そこで今回は、吹き抜けのメリット・デメリットを徹底解説!
吹き抜けが気になっている方はぜひ参考にしてください!
目次
【1.吹き抜けとは】
吹き抜けとは、1階の天井部分がなく、1階と2階がつながった空間のことを言います。
主にリビングや階段、玄関部分に設けられることが多いです。
一方で吹き抜けがない場合の家はこちら。
吹き抜けのあり・なしで雰囲気が大きく変わってくることがわかります。
しかし、なんとなくの見た目の違いはわかりますが、
具体的にどのように良いことがあって、どのように悪いことがあるのかわかりませんよね。
それでは、具体的に吹き抜けを作ることのメリット・デメリットを解説していきます!
【2.吹き抜けのメリット】
(1)開放的な空間になる
吹き抜けのある家は、本来あるはずの1階部分の天井がなく、
2階まで視線が抜けているため、開放感を感じることができます。
また、2階の壁に窓をつけることで、視界が外に抜けるので、
より開放感を感じられますよ。
(2)家族とのコミュニケーションがとりやすくなる
吹き抜けを作ることで、1階から2階へ、2階から1階へ、コミュニケーションがとりやすくなります。
例えば、2階で勉強している子どもに、ご飯の用意ができたことを伝えるとき、
わざわざ2階まで階段を上って伝えなくても、1階のキッチンやリビングから声をかけることができます。
(3)自然光が入りやすい
「住宅密集地に家を建てたら光が入るか不安・・・」という方も多いはず。
そんな方に吹き抜けはオススメです。
1階の窓からはあまり光が取り込めなくても、
吹き抜けにして2階の壁に窓を設けることで、
2階からたっぷりと光を取り込むことができます。
自然光が入ると、日中に電気をつける回数も減るので節約にもなりますよ!
【3.吹き抜けのデメリット】
(1)掃除がしづらい
吹き抜けは高いところに窓があるため、お手入れを心配される方も多いはず。
脚立を持ってきて窓を拭いたり、高所用の掃除道具を使ったりと、一苦労です。
目に見えないところではありますが、そのまま掃除せずに放っておくのも嫌ですよね。
【解決策】キャットウォーク
吹き抜けにある窓のお掃除に役立つのが、写真奥に見えるキャットウォークです!
猫ちゃんを飼っている、飼っていないに限らず、
2階の窓部分を掃除するようとして設置する方も多いです。
せっかく入ってきた光を遮らないように、適度な隙間があると◎
写真のように観葉植物を吊るしたりなど、様々な使い方ができるのでオススメです。
(2)音やにおいが伝わりやすい
家族の気配を感じることができるのがメリットな分、
逆に生活音が聞こえやすかったり、においも伝わりやすかったりするというデメリットがあります。
【解決策】内窓をつける
2階の部屋に内窓をつけると◎
集中して作業や勉強をしたいときには閉めて、
家族とコミュニケーションをとりたいときは開けることで
オンオフを上手に切り替えることができます。
また、においが気になる場合は窓開け換気を定期的に行ったり、
消臭効果の高い塗り壁材を使用したりなど工夫してみましょう!
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(3)光熱費が高くなる可能性がある
吹き抜けは明るくなるため、照明の電気代を節約できることは多いですが、
部屋の空間が広くなる分、空間が暖まったり、冷えたりするのに時間がかかります。
そのため、結果的に光熱費が高くなるケースがあります。
【解決策】断熱性の高い家にする
エアコンが一番電気を消費するタイミングは、
室内温度と設定温度が離れているとき。
早く設定温度に近づけるために、大きな力が必要になるので、
電気を消費してしまうのです。
吹き抜けのあるなしに関わらず光熱費を抑えるためには、
安定した温度を保つことがポイントです!
そのためには、断熱性の高い家にして、一定の温度を保つことのできる
家づくりを心がけましょう。
屋根や壁にはしっかり断熱材を入れ、窓も断熱性の高いものを使用すると◎
さらに、シーリングファンを設置することで空気が循環し、
家全体の温度を均等にしてくれるのでオススメです。
吹き抜けを考えるときは、見た目のオシャレさに目が行きがちですが、
性能面にも目を向けることが重要ですよ!
【4.まとめ】
いかがでしたか?
以下に、吹き抜けのメリット・デメリットをまとめました。
≪吹き抜けのメリット≫
(1)開放的な空間になる
(2)家族とのコミュニケーションがとりやすくなる
(3)自然光が入りやすい
≪吹き抜けのデメリット≫
(1)掃除がしづらい
解決策:キャットウォークを設ける
(2)音やにおいが伝わりやすい
解決策:内窓をつける、消臭効果の高い塗り壁材を使用する
(3)光熱費が高くなる可能性がある
解決策:断熱性の高い家にする
吹き抜けを検討されている方は、
まずメリット・デメリットをしっかり比較すること、
そして、家族のライフスタイルに適しているのかを考えてみましょう!
≪Skogのいえ吹き抜けがある家の施工事例≫
◇玄関吹き抜け
◇リビング吹き抜け
Skogスタッフ