2023.06.29
Skogのいえ事業本部北川聡美
土間のある家で暮らしたら・・・土間の魅力や活用方法をご紹介!!
皆さん、昔の日本家屋でよく見かけられた土間がいま再び注目を集めている事を知っていますか?
室内で靴を履いたまま使用できる「土間」は
自由な空間づくりが出来るスペースとして人気が高まっています!
いまどきの土間ってとってもオシャレな空間になっているんですよ(^O^)/
そんなおシャレな土間がある家にしたい!と考える人は意外と多いかもしれません。
そこで今回は土間の「魅力」や「活用方法」をご紹介いたします!!
迷っている方はぜひ参考にしてください(*^-^*)
そもそも「土間」って何?
土間とは、屋内でありながら床板をはらず、土足での活動を可能としているスペースの事です。
土足OKでありつつも完全に屋内空間である土間は、家の中の暮らしと外の暮らしを
緩やかにつなぐ性質をもった場所ともいえますね。
土間のさまざまな活用方法が注目されています。
・テーブルやイスを置いて訪問客を気軽に迎える場所
・趣味を楽しむ場所
・子どもの遊ぶ場所 など
まずはじめに、土間に使われる「床材」の種類と特徴を見てみましょう!!
土間の「床材」は主な3種類をご紹介します(^O^)/
★モルタル
クールで無機質な質感が魅力です。
どのような雰囲気の家にも合わせやすく
スタイリッシュでおしゃれな空間を演出できます。
表面が滑らかで、目地がないため掃除がしやすく水洗い可能です。
しかし、ひび割れしやすいので注意しましょう。
★タイル
タイルは色や柄、大きさがバリエーション豊富にあり人気の床材です。
天然石調や木目調など自然素材の風合いを持ったデザインもあるため、
和風、洋風問わず、幅広いスタイルに使用できます。
水に強い、傷つきにくい、掃除しやすいというメリットがありますが
固い物や重量の物を落とすと割れやすいので注意しましょう。
★天然石
土間に使われる天然石の主な種類は御影石や大理石があります。
天然石は自然素材ならではの色合いや模様の出方に個体差があり
表面の加工方法によって表情が変わります。
天然石でデザインされた土間は高級感が魅力です。
素材自体はデリケートの為、あらかじめメンテナンス方法を確認しておきましょう。
「床材」は、素材によって質感や雰囲気が変わってきます。
それぞれのメリット・デメリットも踏まえてあなたに合った素材を決めていきましょう!
土間のある家での暮らしは、快適で使いやすく魅力がたくさんありますよ(*^-^*)
次に、土間のある家の「魅力」&「活用方法」についてご紹介していきます!!
【土間のある家の魅力&活用方法】
★収納スペースとして便利に使える
土足OKで広い空間のある土間は、屋外で使うものを収納するのにピッタリです。
自転車、スキー、スノーボード、キャンプ用品、ガーデニング用品など
アウトドアで楽しむ趣味の道具の収納場所に土間はとても便利。
高価な自転車やベビーカーなどを盗難から守る役割も果たしています。
外用のものを土間に収納すると、部屋に泥を持ち込まないで済むので
室内が汚れることがないのが嬉しいですね。
★趣味を楽しむスペースとして活用できる
家に土間があると、さまざまな趣味を楽しむスペースとして活用できます。
掃除をしやすいので、庭やガレージで作業するような感覚で、
自転車の整備やDIYや陶芸などのをするのに最適です。
また、雨の日には外で出来ないような作業も、
土間があるといつでも好きな時にできるメリットもあります。
★洗濯物や濡れた傘を広げて干せる
土間のある家は雨の日でも洗濯物を干せるのはもちろん
濡れた傘や裾から雫が落ちても心配いりません。
★おしゃれな空間づくりができる
リビングやダイニングを土間にすると、家にいながらカフェのような雰囲気を味わえます。
食べ物をこぼしても慌てる必要がないため、家族や友達とのパーティも安心して楽しめます。
また、床の素材や色彩にこだわる楽しみ方もあります。
★子どもの遊び場やペットスペースとして活用できる
絵の具やクレヨンでのお絵かきやのりを使った工作など
子供の遊びは、家が汚れやすいことが多いものです。
このような場合でも、土間があると子どもも思う存分楽しめるでしょう。
特に、子どもが小さいうちは目の行き届く場所で、
遊べるスペースがあるのは嬉しいですね!
土間はペットと一緒に暮らしている方にもオススメです。
土間の一角にペット用の洗い場を設けることで、
散歩と汚れて家に帰ってもすぐに洗えて便利です。
ブラッシングなどの手入れも土間でOKです。
飼い主とペットの距離が近く、頻繁に様子を確認できるのが嬉しいですね。
★夏場に涼しい
土間の表面や下地によく使われるモルタル・タイルなどは
熱伝導率が高く、触るとひんやりとします。
これらは、土間空間の暑さも解消してくれるため、夏場に涼しく感じられます。
自然な涼しさが感じられるので、エアコンの使用を控えることにもつながり
電気代の節約が期待できます。
真夏の暑い日などに小さな子どもの遊び場として役立つのは嬉しいですね。
★掃除がしやすい
土間の床面はモルタルやタイルなどで出来ているので、拭き掃除が簡単です。
泥、水、油などを落としてしまっても、サッとふき取り、水を使って
モップ掛けすればすぐに綺麗になります。
土足で歩くスペースなので、
多少の汚れは気にならないというメリットもあります。
土間には「魅力」がたくさんある事はご理解頂けたと思います。
その反面、土間を作る時にはあらかじめ注意しておきたい点がいくつかあります。
ただし、対策をとれば問題ありません!!
注意点とそれに対しての対策を併せてご紹介いたします。
【土間のある家の注意点と対策】
★冬は寒い
土間のある家のデメリットとしてよく挙げられるのが、冬の寒さです。
床面が地面に近いため冬場は冷気が上がり足元や空間が冷えます。
夏は家の中でも涼しくなりますが、冬は底冷えして隣の部屋まで寒さが伝わる為
何かしらの対策をとる必要があります。
〈対策としては・・・〉
・基礎部分にしっかり断熱材を使用する。
・土間に床暖房を入れたり、ストーブを設置したりする。
・断熱効果のある床材を使用する。
★湿気がこもりやすい
土間では、屋外から入ってくる冷たい空気と室内からの暖かい空気が出会うため、
結露が生じやすく、湿気が溜まることがあります。
また、こまめに土間がある部屋の空気を入れ替えて、家の中の湿気を外へ逃がす工夫も大切です。
また、雨の日や雪の日などに濡れたものを土間においておくと湿気が生じることがあります。
〈対策としては・・・〉
・壁材に湿気を吸いやすい珪藻土やクロスを使うと良い
・換気扇や除湿器を設置する
★部屋に段差ができる
土間の床面は居住空間の床面よりも一段低く作ることが多いので、
住宅内に段差ができやすいです。
お年寄りや小さな子どもがいるご家庭では転倒や落下の危険性もあります。
〈対策としては・・・〉
・段差を小さくする
・スロープを設ける
・玄関などお年寄りや小さな子供の動線上に当たる場所を避けて土間を作る
・将来バリアフリーに対応したリフォームを検討しましょう。
いかがでしたか?
土間は「昔のもの」というイメージがあった方もいると思います。
しかし、このように土間は現代でも楽しめる工夫や高い利便性があるのです。
土間のある家のライフスタイルにご興味のある方は、
マイホームのプランニングに土間を取り入れてみてはいかがでしょうか?
皆様のお家づくりのお役に立てば幸いです(^O^)/
Skogのいえ事業本部北川聡美