かわいい家のツクリカタ

お金のこと

2019.01.25

Skogスタッフ

Skogスタッフ

しっかり学んで失敗しない!注文住宅の費用うちわけ

190125_own2.jpg

ついにマイホームを購入!いざビルダーに見積もりを出してもらうと、思ったよりも価格が高くてびっくり...なんて思いをすることが家を建てる時に多くの人が陥る場合があります。

そんな「思ったのと違う」という認識違いをなくすために、話を聞く前にしっかり学んで理解しておくことが必要です!

土地代、工事費、諸経費、、、とざっくり分けられたものの詳細が一体どんなものなのか、また、建てた後にかかる費用も一緒に学んで後悔しない家づくりをしましょう!

主にマイホーム取得には、建物の購入費や工事費のほかにさまざまな費用が掛かります。

190125_own.jpg


工事費


家そのものを建てるために工事費には、本体工事費、別途工事費などがあります。別途工事には、地盤工事など予算を削れないものもあるので、土地の状況などを確認しておきましょう。

基礎工事
建物の土台となる基礎を作る工事。地面を掘り、コンクリートを打ち込むが、傾斜地などは盛土・切土などが必要になる。また、地盤が弱いとコンクリートや鉄筋の量が増える為、工事費がかさみます。

木工事
柱や梁など大工職人の作業すべて。使用する木材、加工法、家の形状などで費用が大きく変わる。

屋根工事
屋根下地、雨樋、軒、屋根葺き、天窓などの工事。瓦屋根は初期費用が掛かるがランニングコストは安く済みます。金属屋根などは数年後に塗り替えが必要と言う事もあります。

左官工事
基礎部分や外壁のモルタル、内壁、漆喰の工事など

石・タイル工事
土間や外部の石工事、浴室やトイレ、台所などのタイル工事。タイルは大きさや形が揃っているより、揃わないものの方が値段が高い

塗装工事
ペンキ、ニス塗り、ラッカー、外壁の吹きつけ工事、家具の表面塗装など。面積が多くなると材料費と工事費がかさむ。

内装工事
壁や床、天井など室内の仕上げ工事。床のフローリング、壁にクロスを貼る、カーペットを敷きつめる、畳を入れる工事などが含まれる。

建具工事
ふすまや障子、ドアなどの屋内の建具を取り付ける工事。押し入れやクローゼットなどの扉や引き出しも対象に。部屋数が多いとドアの数が多くなり必然的に費用はアップする。

電気設備工事
電気配線全般。配電盤、スイッチ、コンセント、インターホンなどの取り付けなど。

給排水設備工事
水廻りに関する給排水の配管工事。浴室、キッチン、洗面所、トイレなどの配置は出来るだけ一直線になるように気を付けると、配管が短くなり、費用削減効果がある。

住宅設備工事
住宅設備機器の取り付け工事。システムキッチン、バス、トイレなどユニットを取り付けるなど。別途、食器洗浄機や浄水器などを取り付ける場合はその分費用が掛かります。

造作工事
大工による工事。木工事で基本的な骨組みを完成させた後の作業で、階段、壁の下地など。

雑工事
木工事以外の細かな工事。手すりや棚、タオル掛け、下足箱などの作り付け工事など。

諸経費
工事費用ではないが、本体工事費用に含まれる。建設業者が各工事会社を管理するための費用。工事中の電気・水道代、各種運搬費用など

仮設工事
足場やシート、トイレ、電気、水道など、工事現場で必要な設備の工事。


別途工事費


本体工事費とは別にかかってくる工事

解体工事
元の住宅がある場合の取り壊し費用。建て替え時には、取り壊し費用のほか、不要物の分別処理費やリサイクル費用なども掛かります。解体は解体後に家をつくる施工業者に依頼する方が、効率的にもコスト的にもメリットが大きい場合が多いです。

地盤改良工事
軟弱地盤の場合に必要。家を建てる上でもっとも大切な部分なので、予算を削るのはNG。

外構工事
門扉廻り。カーポート、植栽(植え込み)など。

冷暖房設備工事
エアコンなどの空調設置、床暖房などの工事。エアコンなどは入居後でも取り付け可能です。

ガス工事
ガス管の引き込み、メーターの設置など。ガス工事は指定業者が行うため、別途工事費に計上される。

照明器具工事
照明器具の取り付けを頼んだ場合にかかる。照明器具の購入自体にも費用が掛かる。入居後に自分で取り付けるなら取り付け工事費はかからない。


設計費・監理費


設計を専門家に依頼した場合に必要となる。管理は設計図通りに工事が行われているか、図面や現場で確認をする事。設計を設計事務所に依頼した場合は管理は設計士が行う。


その他にかかる費用


家を建てるには、工事費外にもさまざまな費用がかかります。立地や間取り、次期、ローンの内容によっても左右されますが、下記のような種類があることを知っておきましょう。

測量費用
現地の測量にかかる費用。建築確認申請に必要。現地の状況や土地の面積によって金額は変わる。

地盤調査費
地盤の固さや地質を調べるのにかかる費用。地盤改良工事の要不要がわかるほか、建物本体の構造を決める目安にもなります。

工事請負契約書印紙代
建築工事の契約書に貼りつける印紙代

建築確認申請料
住宅建設を自治体へ申請する際にかかる費用

所有権保存登記(登録免許税および手数料)
登録免許税、司法書士への手数料も。

建物表示登記(手数料)
土地家屋調査士への報酬。

地鎮祭費用
地鎮祭を行う場合、神主さんへのお礼やお供物代、工事関係者などへのご祝儀

上棟式費用
上棟式を行う場合、工事関係者へのご祝儀、食事代、酒代など。

設計業務委託契約書印紙代
設計事務所などに設計を依頼する際、契約書に貼りつける印紙代

水道加入金
新しく水道を引くときに必要になる。同じ自治体でも吸水区域によって金額が異なり、場合によっては数十万円かかることも。水道負担金と呼ぶ場合もある。東京23区は制度がありません。

近隣あいさつ費用
転居の挨拶はもちろん、ご近所への騒音や不便をかけてしまう事を考えると、着工前にもあいさつを。

お茶・お菓子代
工事関係者へ、お茶、お菓子の差し入れなどをする

仮住まい費用
建て替えの場合、その期間の仮住まいが必要

引越し費用
新居への転居だけでなく、建て替えで仮住まいする場合は、二度引越しすることをお忘れなく。複数から見積もりを取った方が良い。

粗大ごみ処分費用
転居に伴い、古い家具を処分する場合は費用が必要

耐久消費財購入費
新居の家具や、大型家電などの購入費。家が新しくなったのだからと、よいものが欲しくなり予算オーバーの傾向も。


以上が工事費を細かく分けた場合にかかる費用の内訳です。

事前に細かく知っておくことで、実際の見積もりを目にした時に「この中に●●は含まれていますか?」と具体的な話し合いをすることができます。


最後に...


家の値段を表す「坪単価」について
家の値段を表す「坪単価」は単純に比較はできないことをよく知っておくことが重要です!!

坪単価は、床面積1坪あたりの工事費です。実は、この坪単価の計算・表記には明確な決まりがありません。床面積と言っても、ベランダ、小屋裏収納、地下室、車庫、玄関ポーチなどを含む施工床面積で計算するか、単純な部屋の床面積(延べ床面積)で計算するかは業者によって異なります。面積の広くなる施工床面積の方が、見かけ上の坪単価は安くなります。たとえば設備費を含んだ延べ床面積で坪単価を算出しているA社と、設備費を含まずに施工床面積で計算しているB社とでは、坪単価での単純比較はできません。また、坪単価の計算は、家の大きさ、使う建材、間取り、キッチンやバスの設備などによって変わってきます。坪単価が安いから総費用が安くなるというものではないのです!!坪単価の安さだけを強調している業者には要注意!よくよく知ることが必要なのです!

「知る」と言う事はとても大事な事。

大事なマイホームづくりを失敗しないために、事前勉強を怠らず、ある程度知ってからパートナー選びを始めましょう!

Skogスタッフ

Skogスタッフ
Shear
ARCHIVE
AUTHOR