家作りの知識
2020.06.29
Skogスタッフ
おうちを建てる時に知っておきたい階段の知識
普段意識せずに使っている階段ですが、家を建てる時には意外と大きなスペースをとるので、
設置する場所やデザイン等を事前にしっかりと検討する必要があります。
でも、ちょっとその前に・・・
階段には聞きなれない専門用語が多いので、まずは用語の解説をしていきましょう。
階段の用語
①踏面(ふみづら)
足を乗せる段の上面部分。
足が乗る面の奥行を指す場合もあります。
②蹴上(けあげ)
階段の1段分の高さのこと。
※住宅の場合、建築基準法では踏面15㎝以上、蹴上23㎝以下と定められていますが、
実際に快適に利用できる寸法は踏面22~25㎝、蹴上20㎝以下になります。
③段鼻(だんばな)
段の先端部分。
滑り止めをつける場合はこの部分に着けるのが一般的です。
④蹴込み(けこみ)
段鼻から下の段の蹴込み板までの寸法。
2㎝程度が一般的で、この部分が長いと、つま先がひっかかり上りにくくなります。
⑤段板(だんいた)
階段の足が乗る段の板のことで、踏板(ふみいた)とも言います。
住宅の階段は木製が一般的ですが、金属製や樹脂製など素材は様々なものがあります。
⑥蹴込み板(けこみいた)
段板と段板をつなぐ間の板のこと。
いかがですか?
私達が普段『階段』と一言で呼んでいる中に、こんなにも多くの用語が含まれているのです。
普段はあまり使う事はないかもしれませんが、知っておくと役立つ事もありますよ♪
階段の用語を知って頂いたところで・・・
次はデザインについてご紹介していきます♪
階段のデザイン
箱型階段...蹴込み(けこみ)板があるタイプの階段
デザイン性よりもコストと機能性を重視した階段で、階段下を収納やトイレなどに使用することができます。
コンパクトな住宅で少しでもスペースを有効活用したい方におすすめです。
ただし、視線が抜けるスペースを作ることが難しく、どうしても圧迫感を感じることがあります。
その場合は、上の写真のように蹴込み板を白にすることで、下から見た時の圧迫感を和らげることができます!
オープン階段...蹴込み板がないタイプの階段
蹴込み板がない分、視線が抜けるスペースがあるので、開放感を感じることができます。
リビング階段としてよく用いられ、デザインを工夫することで、オシャレなインテリアの1つにもなります!
しかし、隙間が多いため小さなお子様がいるご家庭では注意が必要です。
今回は階段についての用語とデザインについてご紹介しました。
地味なようで意外と家づくりに大きく影響する『階段』
ぜひ参考にしてみてください!
Skogスタッフ