かわいい家のツクリカタ

家作りの知識

2022.07.14

Skogのいえ事業本部北川聡美

北川聡美

お家が完成するまでの工程を知ろう!!           パート2 木工事編

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前回は、「基礎工事」までをご紹介しました。
家を支えるとっても大切な工程でしたね!!

今回は、いよいよ基礎の上に土台を据えつけ、組み立て作業がはじまります。
屋根や外壁などだんだん家の形が見えてきます。

◆土台敷き

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最初は、「土台敷き」という工程です。
基礎コンクリート打設が完了すると、区画ごとに土台を敷いていきます。
土台とはこの木材部分を指します。

土台の間には大引きという木材を敷き、ここには束(つか)という短い柱で支えます。

その後、床の断熱材をはめ込み、最後に構造用合板という板を敷き詰め床が完成!!


◆建て方

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「建て方」は全工程の中で最も見応えのある工事といえるかも知れません。

1階の柱・2階の床、梁といった骨組み、外周部の耐力面材、内部の筋交い、
耐震金物といった「構造耐力上主要な部分」

ここまでを、大工さんが大人数で建物の形を作っていく工程になります。



◆上棟

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最後に屋根の下地を組んでいき、「建て方」が終了。

このことを「上棟」といいます。


ここまでくると建物の形がはっきりと見えて、ボリューム感がわかってきますね!

住まいの骨格が立体的に立ち上がってくるので、実感がぐっと湧いてきます


お施主様であれば思わず眺めたくなる瞬間ではないでしょうか?

建物規模にもよりますが、建物の大きさによりますが概ね1~2日かけてここまで作業します。



◆上棟式

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「上棟」すると「上棟式」という儀式を行う場合があります。

最近では省略する場合もありますが
その代わり、上棟した後にそのまま「屋根工事」を行うケースもあります。

先に屋根を張ることで、構造内部やこれから使う資材などを雨から守ることができ、
その後の天候に左右されずに現場を進めることができるからです。


◆屋根工事

IMG_0456.jpg 屋根工事.jpg     

屋根の構造材の上に構造用合板を貼ります。
その後、屋根屋さんが屋根に貼っている板から雨が染みてこないように
防水シート(ルーフィング材)を貼ります。


サッシ取り付け
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柱と柱の間にサッシ(窓)を設置していきます。
必要であれば木材で高さを出すなど、大工さんの腕の見せ所でもあります!
窓サッシのほかに玄関ドアも取り付けられ、
毎日の工事終了後には工事用のキーで施錠が行われるようになります。


◆電気配線工事、配管工事

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リモコン・スイッチ・照明などの電気を配線を行います。
壁や天井の中に配線がたくさん通ります。
その後、ガス配線や水道配線の工事も行います。
基礎ができた後に配管しておいたものを延長させて家の中に配管します。



◆断熱材施工・床貼り・石膏ボード貼り
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家を暖かくするために、外の空気を遮断する「断熱材」を施工します。
種類は、さまざまです。

その後、「フローリング」と呼ばれる床材を施工します。
断熱材の上に、「石膏ボード」を貼っていきます。
「石膏ボード」耐火性や防火性、遮音性に優れています。


だんだん家らしくなってきました。

大工さんは完成してから目で見ることのできる部分よりも、
骨組みや下地といった、完成後には見えなくなる部分を作る仕事が大部分を占めます。

非常にたくさんの部分に関わっている大工さんはとっても重要なポジションなのです!!


下地があるからその後の仕事も順調に進むんですね(*'ω'*)



では、次は家づくりの工程の最終回です。

「造作工事」「内装仕上げ工事」「完成」までご紹介します。


次回をお楽しみに~♬













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