かわいい家のツクリカタ

2023.03.15

Skogのいえ事業本部北川聡美

北川聡美

どんな外壁があるの?新築の外壁選びのポイント!それぞれの特徴をご紹介♪

210805_idk_044.jpg

住宅の第一印象を決める外観は、建主としてこだわりたい部分ですよね!

外観の中で最も面積を占める「外壁」は家の印象を左右する大きなポイントの一つです。

とは言え、素材や種類も色々あり、何を選ぶべきか困ってしまいますよね。



まずはじめに、新築の際の「外壁」選びのポイントについてお伝えします!!



どうぞご覧ください\(^o^)/







25204064_s.jpg 25420692_s.jpg  

ポイント☝ 色やデザイン

      外観の大部分を占める外壁の素材に何を選ぶか、どのような色にするかで印象が大きく変わります。
      さまざまな色やデザインがありますが、見え方は状況や環境によって異なる為
      色選びする際はカタログだけに頼らないのがポイントです。

      実際に街を歩き、さまざまな住宅外壁を見て好みの色を探してみたり、
      住宅展示場やモデルハウスなどをみせてもらい参考にしてみましょう。






24992947_s.jpg 25040829_s.jpg

ポイント☝ 性能(機能性)

      外壁材の性能は素材によって、「耐久性」はもちろん、「防水性」「防火性」
      「断熱性」「遮音性」など様々です。
      見た目も大切ですが、それぞれの性能の違いを知ったうえで、外壁選びをしましょう。






25270369_s.jpg 4550701_s.jpg

ポイント☝ 価格(コスト)

       外壁にかかるコストを考える際は、新築時の初期コストだけではなく、
       経年後のメンテナンスコストも含めて検討する必要があります。
       
       初期コストが安くても、頻繁にメンテナンスの必要があればそれだけ多大な費用がかかります。
       長い目でみて、メンテナンスも考慮した上で素材選びをしましょう。






2611372_s.jpg 22456726_s.jpg

ポイント☝ メンテナンスのしやすさ  
  

       外壁材は種類によってメンテナンスサイクルは異なります。
       大抵の外壁材は外壁塗装などの定期的メンテナンスを行う事で長持ちさせることが出来ます。
       外壁を選ぶ際は、メンテナンスのしやすさも確認しましょう。





新築の外壁を選ぶポイントはお分かりいただけましたでしょうか?

では、実際にどのような外壁があるのでしょうか。

 
主な外壁の工法、素材やそれぞれの特徴についてお伝えします!!


一歩あなたの理想に近づきますよ☆彡  

どうぞご覧ください(^O^)/




◎サイディング
 

セメント、金属、木材等を素材とした板を、外壁に張っていく工法です。
低価格で豊富なデザインから選びたい方にオススメです。


「サイディング」の主な素材4種類をご紹介します。


☆窯業系サイディング

5151952_s.jpg

セメントをベースに木質性の繊維を混合して作られた外壁材です。

単価が安く施工が比較的簡単なため、初期費用が抑えられるのがメリットです。

木目調やタイル調、レンガ調などデザインも豊富なため、イメージ通りの外観を叶える事ができます。

初期費用は一番安価ですが、パネルのつなぎ目に使われるコーキング(シーリング)の劣化や表面の塗装の劣化
による定期的なメンテナンス(10年に1度を目安)をする必要があるのでランニングコストは割とかかります。




☆金属系サイディング
 

DSC_3765.jpg
質など
を板状に加工した外壁材です。
スチール板やアルミ板など金属を表面に用い、その裏に断熱材を入れ外壁材です。
特に、「ガルバリウム鋼板」は人気の素材です。

断熱材が裏打ちされているため、「断熱性」「遮音性」が優れているのがメリットです。

金属ならではの素材感を活かしたスタイリッシュな外観に仕上がります。

金属素材の為、表面に傷がつきやすく、大きな衝撃が加わると凹むことがあります。




◎木質系サイディング

homeland (6).jpg

天然の木材などの表面に塗装を施して作った外壁材です。

他のサイディング材にはない、木の持つ素材感やぬくもりを感じられるのが魅力です。

経年変化を楽しみたい方、山小屋やログハウスのような見た目にしたい方におススメです。

木材から出来ている為、表面塗装のメンテナンスをこまめに行う必要があります。




◎樹脂系サイディング

DSC_4003.jpg

主原料にプラスチックの一種である塩化ビニル樹脂が使用されている外壁材です。

素材に顔料が含まれていて変色もしにくく、
継ぎ目にコーキング材を使用しないため、
メンテナンス費用が抑えられるのがメリットです。


その反面、材料単価が高く施工の特殊性による技術料の高さもありイニシャルコストが高いのがデメリットです。






◎塗り壁

天然素材を原料とする人と環境にやさしい壁材で、
職人の手により何層にも塗り固めて塗装する日本の伝統的な工法です。


独特な風合いを感じたい方にはオススメです。


P1010404h.jpg



「塗り壁」の主な4種類の素材をご紹介します!!



☆珪藻土

珪藻土塗壁.jpg
植物性プランクトンから作られた塗り壁材です。
部屋の空気の湿度を調整する調湿作用や脱臭作用があり
さらに吸音性」「断熱性」にも優れているのが特徴です。

仕上がりはザラザラとした砂っぽい質感です。

衝撃や振動に弱いというデメリットがあります。




☆土壁

土壁.jpg
土に藻や砂などをまぜてつくられた塗り壁材です。
素材が土のため「耐火性」に優れている素材です。

一方で表面が崩れやすく、汚れが落ちにくいというデメリットがあります。




☆漆喰

漆喰.jpg
石灰を焼いて水を加えた消石灰から作られた塗り壁材です。
つるつるとした肌触りで、白く美しい仕上がりになります。

高い「耐火性」 「防音性」 「耐久性」 「殺菌性」が特徴です。

傷がつきやすく防水性が低いのがデメリットです。





☆モルタル系塗り材

ジョリパット.jpg
砂と水とセメントを混ぜて作られたものです。

デザインの自由度が高く、凹凸を出すことで質感に味わいがでるのが特徴です。

非常に汚れがつきやすく、とりにくい形状なのがデメリットです。





「塗り壁」手作業で施工する為、仕上がりは職人さんの実力や経験が重要になります。

続いて、職人さんの仕上げ方法4種類をご紹介します!!


職人さんの技術はすごいですよ(^_-)-☆




◇コテ波

コテ波.jpg
「コテ」を使って自然な模様をつける施工方法です。
難易度が低いので、施工できる職人さんは多いのが特徴です。

周囲から目立ちすぎない範囲で独自性を出せる見た目に仕上がります。




◇ハケ引き
ハケ引き.jpg

ブラシのハケ利用し、細い凸凹を作る施工方法です。
模様が強調されにくく落ち着いた雰囲気が出せるため人気の仕上げ方法です。

直線から曲線までブラシやハケの動きで自在に模様を作れます。




◇おうぎ
おうぎ.jpg
おうぎ上にコテで半円を描き仕上げる施工方法です。

高級感がありデザイン性が高いですが、職人さんの高い技術力が必要となります。




◇スタッコ
スタッコ.jpg
塗料を霧状に吹き付け、立体感のある壁に仕上げる施工方法です。

独自性はありますが難易度は高いため、仕上がりにムラが出やすい施工方法です。










◎タイル

粘土または無機質の原料を形成し、高温で焼き固めたタイルを張り付けていく工法です。

高級感や重圧感のある外観にしたい方にはオススメです。

863870_s.jpg

タイル外壁は無機質素材でできているため、「耐久性」「耐候性」に優れているのが特徴です。
壁材は住宅の美観を保つだけでなく、紫外線や雨風から住宅を守る役割もあります。

耐久性が高く、汚れなどに強いことから劣化が起きにくいのため、
基本的に塗装メンテナンスは必要ないことから、メンテナンスフリーといわれることがあります。

しかし初期費用は他の外壁に比べるとかなり高価になるので、外壁全体ではなく部分使いいしてアクセントにするのもオススメです!








今回は、主な外壁の工法3種類、素材それぞれの特徴をご紹介させて頂きました。

色んな種類の「外壁」がありますよね。


「外壁」の工法や素材を選ぶ際は、デザインだけでなく、
機能性やコストなどをトータル的で考える事が大切です。


種類によってはメンテナンスの方法や頻度が異なります。


定期的な点検と適切な補修を欠かさず行う事で、きれいな外観を長く維持できます。



「外壁」の素材ごとの特徴を把握し、後悔のないおうちづくりをしてください\(^o^)/

    

Skogのいえ事業本部北川聡美

北川聡美
Shear
ARCHIVE
AUTHOR