かわいい家のツクリカタ

2024.02.29

Skogのいえ事業本部北川聡美

北川聡美

新築の床材はどれがいい?床材の種類と特徴についてご紹介!!

家を建てる時、素足で過ごすことの多い日本人にとって
快適に生活を送る上で「床材選び」は非常に重要になってきます。

床は面積も広く、部屋の雰囲気も大きく左右します。

_ZNY7773.jpg

床材とは・・・住宅などの床に使用する仕上げ材の事です。


「おしゃれな床材を選んで素敵な部屋にしたい!」とは思うものの
たくさん種類がありすぎると何をどうやって選んだらよいか、分からなくなってしまいますよね。


そこで今回は、知っておきたい床材の種類や特徴について解説します('◇')ゞ




【床材の種類と特徴】

床材によってそれぞれ、「材質」「色」「模様」「特徴」も様々です。
どのような部屋にしたいかをイメージして選ぶと良いですね!



☆木製(フローリング)

AH3R6075.jpg

木製は近年の新築では最も多く使用されている床材で、「フローリング」と呼ばれます。

大きく分けて「無垢フローリング」と「複合フローリング」の2種類があります。

「無垢フローリング」・・・天然木をそのまま一枚板に加工した床材です。(ナラ、パイン、ウォールナットなど)
            ナチュラルな素材で、経年変化によって味わいが出てくるのが特徴です。 

              
「複合フローリング」・・・合板などの基材の表面を天然木の薄板を貼った床材です。
            色味などのデザインが豊富で、防音性の高いのが特徴です。


無垢フローリングのメリット            無垢フローリングのデメリット
・木目の美しさや足触りがやわらかい        ・種類によっては傷や汚れが付きやすい
・強度が強く、断熱性が高い            ・水濡れや湿度に弱い
・掃除がしやすくダニやほこりが発生しにくい    ・メンテナンスにひと手間かかる



合板フローリングのメリット            合板フローリングのデメリット
・無垢フローリングに比べて価格が安い       ・木の持つ優れた機能が失われる
・収縮や変形が少なく、扱いやすい         ・肌触り、風合いは無垢フローリングに劣る
・傷やへこみに強い                ・経年劣化により表面の塗膜が剥げてくる可能性がある





☆フロアタイル

DSC_5763.jpg
フロアタイルは、タイル状の薄い床材で、ポリ塩化ビニル製とセラミック(陶器)製が主流です。

木目調やタイル調などデザインも豊富で、フローリングの代わりに使われることが多いです。
土足対応可能なので、店舗の床材として使用されることもあります。


ポリ塩化ビニル製
・・・適度な硬さと耐久性が特徴です。


セラミック製
・・・デザイン性の高いのが特徴です。


メリット                     デメリット
・強度があり凹みに強い              ・硬い素材の為クッション性がない
・防水、防汚性が高い               ・熱に弱く、防音性がない
・色柄のバリエーションが豊富           ・隙間にゴミやほこりがたまりやすい





☆カーペット

22412747_s.jpg

カーペットは織物になっている床材です。

柔らかく保湿性が高いのが特徴の為、高齢者齢者や小さい子どもが
万が一転んだとしても怪我の心配がいりません。

飲み物や食べ物をこぼしたときに掃除しにくいことはデメリットです。


メリット                    デメリット
・座り心地、肌触りが良い            ・水拭きができず掃除やメンテナンスが大変
・遮音性・クッション性が高い          ・飲み物をこぼすと乾くまでに時間がかかりシミになる
・断熱性も高いので、冬場に暖かい        ・ダニ発生の心配がある





☆クッションフロア

24576084_s.jpg
クッションフロアは塩化ビニル素材の樹脂で作られたシート状の床材です。

シート内部に発砲塩化ビニルを使う事で、クッション性があり、
汚れに強く、耐水性にも優れています。


メリット                         デメリット
・防水・防汚性が高い                   ・耐久性が低く、家具を置いた凹みや傷がつきやすい
・コストが安く、狭い場所でも施工がしやすい
        ・質感が他の床材に劣る
・クッション性があり長時間立っていても足腰が疲れにくい  ・熱に弱い





☆畳

畳.jpg
和室に使う床材の代名詞ともいえる畳は、イグサで作られた床材です。

和の風合いと独特の香りが気持よく柔らかい感触で直接座ったり、
寝転んだりしても体が痛くなりにくいです。

湿気が多いと、カビの心配があるのがデメリットです。


メリット                     デメリット
・柔らかく、肌触りがよい             ・水に弱く、掃除やメンテナンスが大変
・遮音性・クッション性が高い           ・バリアフリーに不向き
・和の趣を感じられる               ・ダニ発生の心配がある





【場所別 オススメの床材】

素材に応じた床材のメリットが、どのお部屋にも最適であるとは限りません。
快適な住環境にするためには、お部屋に応じた床材の相性をチェックしましょう!


☆リビング・ダイニング

ダイニング補正.jpg

リビング・ダイニングは家族みんなが長時間すごすため、リラックスできる床材を選ぶようにしましょう。

お手入れしやすい「フローリング」や「フロアタイル」がおすすめです。

デザイン性や機能性にこだわって、ソファーやテレビを置くスペースをフローリング
小上がりスペースには畳、一部をタイルなど同じ空間の中でも
異なる素材を取り入れるのも良いです。




☆キッチン

28740552_s.jpg

キッチンは、調理中に水や油が床にはねてしまう為、耐水性・防汚に強い
「複合フローリング」「クッションフロア」がおすすめです。

「複合フローリング」「クッションフロア」なら掃除もしやすく
常に清潔な状態を保つことができます。




☆トイレ・洗面所

24735017_s.jpg

トイレや洗面所は、防水・防汚性のある「クッションフロア」がおすすめです。

「クッションフロア」はトイレのような狭い空間でも施工がしやすく、
アンモニアによるシミ汚れを防いでくれ、フラットな質感は掃除のしやすさが抜群です。




☆寝室

IMG_0212.jpg

体を休め明日への英気を養う寝室は、リラックスできる空間になるような床材を選びましょう。

「無垢フローリング」なら、柔らかな足触りで心地よく過ごすことが出来るのでおすすめです。

ベットではなく布団派という方には「畳」がおすすめです。






いかがでしたか?

お部屋の中で大部分のスペースを占める床は、一度床材を決めてしまうと
なかなか変えられない場所だからこそ、特にこだわって慎重に選びたいですよね!

床材それぞれの役割や機能を知ることで、あなたの理想の住まいが実現できます('◇')ゞ

お家づくりの参考にしてみてください!!

Skogのいえ事業本部北川聡美

北川聡美
Shear
ARCHIVE
AUTHOR