2024.11.27
Skogのいえ事業本部北川聡美
床下収納は必要? メリット・デメリットをご紹介!!
キッチンには食材や調理器具など必要なものがたくさんありますが、
収納スペースが限られていると管理が大変ですよね。
そこで活躍するのが「床下収納」です。
床下収納を作って上手に活用すれば、スッキリ片付いた快適なキッチンにできます。
そこで今回は、「床下収納」の種類や特徴、メリット・デメリットについて紹介します。
検討中の方ぜひ参考にしてみてくださいね(^_-)-☆
◎床下収納とは?
床下収納とは、床下部分に設置される収納スペースの事です。
建築基準法では、住宅の床は地面から45センチメートル以上の高さと決められています。
このスペースを収納として有効活用できるのが床下収納の魅力です。
収納用の家具を設置することなく収納場所を増やせます。
床下収納は、キッチンだけでなく洗面所や和室など家のさまざまなところに設けられています。
☆床下収納のタイプ
①扉のように蓋が開くタイプ
(メリット) 物をもっている状態でも、簡単に開け閉めできる。
(デメリット) 物を出し入れする際に扉が邪魔になってしまい、開口が狭くなる。
②蓋が外せるタイプ
(メリット) 大きいものを収納でき、出し入れもスムーズ。
(デメリット) あまり大きいサイズだと蓋の取り外しが大変。
③スライド収納タイプ
(メリット) 大容量で多くの物を収納できる。
(デメリット) 重いものを入れすぎるとスライドしにくくなってしまう。
☆床下収納の設置場所
床下収納はキッチンや洗面所、和室に設置されることが多いです。
物が多くてごちゃごちゃしがちな場所に設置する事で家をスッキリと保てます。
しかし、床下収納は家のどこでも設置できるわけではありません。
以下のような場所には設置するのは難しいです。
・床下に深さがない場所
・配管設備や基礎がある場所
・床下通風口をふさいでしまう場所
・人が頻繁に行き来する場所
その他に、普段から床に物を置いている場合に設置するのはおすすめしません。
床下収納を開け閉めする度に、物をどかさなければならないためです。
☆床下収納に入れるのが適している物
①長期保存ができる食品
床下は湿気が多く、温度のコントロールも難しいです。
その為、生鮮食品などの保管は適しません。
一方、未開封のペットボトルや缶詰、瓶詰めなどは
温度や湿度の影響を受けにくく比較的長持ちするので保管に適しています。
床下収納で食品を保管した場合は、長期保存できるものを選びましょう。
ただし、長期間放置してしまうと期限が切れてしまうので、注意が必要です。
②日用品のストック
シャンプーや洗剤の詰め替え、ティッシュといった日用品の
ストックを保管するのもおすすめです。
日用品のストックは頻繁に出し入れする物でもなく
湿気の影響を受けにくいため床下収納に保管しておくのに適しています。
③使用頻度が低い調理器具や食器
来客時のみ使用するホットプレートや卓上コンロなど
正月用の重箱、食器など使用頻度が低いものを収納するのがおススメです。
床下収納であれば、貴重なスペースを邪魔することがなく収納できます。
④防災グッズ
非常時用に飲料水、非常食、懐中電灯、簡易トイレ、携帯ラジオ、ヘルメットなど
防災グッズとして多くの物を準備しておかなければなりません。
防災グッズを棚やパントリーに収納するとかさばってしまいます。
床下収納であれば、収納スペース減る事を気にせず、万が一の事態にも備えられるので安心です。
☆床下収納を設置するメリット
①居住スペースを減らすことなく収納を増やせる。
床下収納であれば、床下というデッドスペースを活用して収納を増やせるのがメリットです。
特に物が増えがちなキッチンや洗面所に床下収納を設置することで空間をスッキリさせれらます。
②人目につかない場所に収納できる。
日用品のストックなど生活感が出てしまうアイテムを床下に隠して収納できます。
また、子どもやペットが触れたら危ないものを収納する際にも役立ちます。
床下収納の扉や枠などが気になる場合は、上にマットを敷いて隠すことも可能です。
③床下点検口としても活用できる。
その名のとおり床下の状態を確認するために設置された点検口です。
配管に異常がないか、床下に腐食が進んでないかなどをチェックするために必要です。
床下収納があれば、普段は収納としてメンテナンス時には点検に使える為便利です。
☆床下収納を設置するデメリット
①物の出し入れがしにくい
物を出し入れするためにはしゃがんだり、膝をついたりする必要があります。
出し入れが億劫になってせっかく設置した床下収納を使わなくなってしまう可能性があります。
滅多に使わない物を下や奥に入れ、比較的よく取り出す物を上の方に収納するのがおすすめです。
②床に段差ができる
床下収納の扉や枠の部分が段差となり、つまずきやすくなってしまうため注意が必要です。
小さな子どもや高齢の家族がいる場合は、上にマットを敷いて転倒対策を行いましょう。
また、枠の部分に髪の毛や埃が溜まりやすくなるので注意しましょう。
③床の強度が落ちる
床下収納の仕様によっては、通常のフローリングに比べて強度が落ちてしまうことがあります。
床下収納の上を家族が頻繁に行き来する場は、さらに劣化がすすみやすくなりますので
なるべく上を通らないようにすることが大切です。
④湿気対策が必要
床下部分は、湿気が溜まりやすいため湿気対策は欠かせません。
湿気によってカビが生え、収納している物がダメになってしまったりカビ臭さが気になったりする場合があります。
特に梅雨の時期は、カビが生えて物が腐りやすくなるため注意が必要です。
湿気対策として、除湿剤をいれたり、床下収納を時々開けて換気するなど工夫しましょう。
いかがでしたか?
床下収納を設置する事で、床下を活用して収納場所を増やせるのが大きなメリットです。
居住スペースを削ることなく多くの物を収納でき、部屋をスッキリさせられます。
床下収納は、便利なスペースですが、湿気が溜まりやすく出し入れが面倒など、デメリットも存在します。
床下収納を活用するためには、設定場所や床下収納のタイプ、収納するものをよく考え検討するとよいですね(^O^)/
Skogのいえ事業本部北川聡美