2025.07.31
Skogのいえ事業本部北川聡美

失敗しない新築トイレ作り!後悔しないポイントをご紹介します。
トイレは、家族全員が毎日使う場所ですから、
快適で居心地のいい場所にしたいですよね。
では、使いやすく快適なトイレにするためにはどんな部分に
気を付ければいいのでしょうか?
今回は、注文住宅のトイレで後悔しないためのポイントを解説します。
快適で安心なトイレ空間を実現しましょう(^O^)/
トイレの主な種類
トイレには大きく分けて3種類のタイプがあります。
接地に必要なスペースや掃除のしやすさを参考にトイレを選びましょう。
★組み合わせタイプ
タンク・便器・便座が独立しており、それぞれのパーツを組み合わせて使います。
(メリット)
・故障した箇所を部分的に交換できる。
・他のトイレより低価格。
・好みに合わせて機能を選択できる。
(デメリット)
・設置に必要なスペースが比較的大きい。
・タンクに水がたまらないと流せない。
・パーツ間に隙間や溝ができやすく、掃除がしにくい。
★一体型トイレ
タンクと便器・便座が一体となっているタイプです。
(メリット)
・タンクと便器の間に隙間がないので、掃除がしやすい。
・スタイリッシュでおしゃれ。
・タンク上の手洗い器の有無を選べる。
(デメリット)
・部分的な交換ができない。
・メーカーや製品によって機能が決まっているので欲しい機能を追加できない。
・組み合わせトイレよりも高価。
★タンクレスタイプ
水を貯めておくタンクがなく、便座と便器のみのタイプです。
(メリット)
・コンパクトで、狭いトイレでも場所をとらない。
・デザインがスタイリッシュ。
・水を連続して流せる。
(デメリット)
・タンクがないため、水圧が低い場所では使えない。
・タンク上に手洗い器がない。
・組み合わせトイレより高価。
◎新築トイレづくりで後悔しないポイント
トイレは一人きりになれるプライベート空間です。
トイレづくりは、本体だけではなく間取りや内装もとても重要です。
後悔しないために知っておきたいポイントをご紹介します!!
★位置
家の中のどこにトイレを配置するかという問題は非常に重要です。
トイレは他の人には気づかれたくない音や臭いが発生しやすい場所でもあります。
そのため、ブライバシーを考慮したり、周りの人が不快にならないような
位置に設置するとよいです。
家族団らんの中心の場であるリビングや、食事をするダイニングの
隣などから話すという配慮が必要です。
各階にトイレ場あれば、階段の上り下りがなくトイレに行けるので、
夜中のトイレも安心です。
★広さ
戸建て住宅の場合は、一畳が目安とされていますが、
収納や手洗い場所を設ける場合は、1.5畳程度余裕が必要です。
また、他の部屋との兼ね合いでトイレの広さがあまりとれない場合は、
タンクレストイレをもおすすめです。
トイレの広さを検討する際は、便器からドアまでの距離にも考慮が必要です。
ドアまでの距離は、トイレ内でスムーズに動くために最低40㎝以上
必要になるといわれています。
★内装
(壁紙)
トイレの内装の壁紙によって大きく印象がかわりやすい場所です。
明るく清潔感のあるトイレを目指すなら、白やパステルカラーがおすすめです。
逆に暗い色や柄つきの壁紙は狭いトイレに圧迫感を与えことがあるので、
一部分だけ取り入れるなど工夫をしましょう。
トイレの壁は汚れや臭いが染みつきやすいためこまめに掃除ができ
汚れが付きにくいタイプの素材を選ぶとよいでしょう。
珪藻土の壁にすると自然の力で匂いを吸い取ってくれるためおすすめです。
(床材)
トイレの床材とし良く使われるのが、「フローリング」「クッションフロア」「タイル」です。
それぞれのメリットデメリットをご紹介します!
◎フローリング
(メリット)
・他の部屋と統一感が生まれる。
・色や柄の種類が豊富。
(デメリット)
・トイレ用フローリング以外は水に弱く汚れが染み込みやすい。
◎クッションフロア
(メリット)
・耐水性があり掃除がしやすい。
・張り替え(リフォーム)しやすい。
(デメリット)
・耐久性が低く、傷つきやすい。
◎タイル
(メリット)
・水や汚れに強く、ニオイが付きにくい。
・耐久性が高い。
(デメリット)
・濡れると滑りやすく、汚れが溜まりやすい。
★窓
トイレの窓は換気や採光、プライバシーなどに関わる要素です。
何を優先したいか考えてみましょう。
◎窓あり
(メリット)
・太陽光が差し込む。
・窓を開けて換気できる。
・開放感が生まれる。
(デメリット)
・断熱性、防犯性が下がる。
・外からトイレ内が見える可能性がある。
◎窓なし
(メリット)
・断熱性、防犯性が高まる。
・外から覗かれる心配がない
・窓の設置費用がかからない
(デメリット)
・採光・換気ができない
・閉塞感が生まれやすい。
★収納
トイレには、予備のトイレットペーパーや掃除用具などを収納できる
棚やキャビネットを収納スペースがあると安心です。
設置場所はトイレ本体の上、または手洗い場の下が一般的です。
収納スペースを設ける広さがない場合は、壁をへこませて飾り棚をつくる
"ニッチ収納"という方法があります。
収納したいものを洗い出し、出し入れしやすい収納づくりをしましょう。
★手洗い場
トイレに手洗い場を設けるか悩まれる方が多いと思います。
ほとんどの場合、便器に付属した手洗い場を活用することが多くありますが、
タンクレスを導入する場合は便器に手洗い場がないため、
別途で洗面台を設ける必要があります。
また、トイレの横に洗面所があり、すぐに手が洗える場合は、
手洗い場がなくても問題ありませんが、間取り的に難しい場合は、
手洗い場を設けると良いです。
いかがでしたか?
新築のトイレ設計では、トイレの形式から広さ、内装まで決めることたくさんあります。
また、プライバシーの確保や掃除のしやすさも考慮する必要があります。
トイレを快適な空間にするためには、家族全員で意見を出し合いながら、
理想的なトイレ作りをしましょう('◇')ゞ
Skogのいえ事業本部北川聡美
