お金のこと
2019.01.11
Skogスタッフ
住宅を維持するイニシャルコストとランニングコストの関係
皆さんはマイホームを手に入れるために、イニシャルコストを下げたり、ほんとは欲しいものをあきらめたりしていませんか?
しかし初期のイニシャルコストを下げることだけを考えていると、あとあとランニングがかかってしまい、せっかくのコストダウンが無駄に...なんてことも良くあることです。
今回はそんなイニシャルコストとランニングコストの関係性を学び、損をしない家づくりをしましょう。
イニシャルコストとランニングコストの関係
イニシャルコスト(初期投資)が高くても、ランニングコスト(維持費)が安くなれば、トータルでコストダウンにつながります。
イニシャルコストをかけることで、ランニングコストが抑えられる例を紹介します。
軒やひさし
軒やひさしは冷暖房費の削減につながります。夏の強い日差しを遮るためにエアコンの使用を押さえられます。
高気密化と高断熱
冷暖房費の削減につながります。壁は断熱材の厚みを増やし断熱性の高い素材を選ぶことが重要です。玄関のドアを断熱化した断熱ドアも良いです。
複層ガラス(ペアガラス・トリプルガラス)窓
冷暖房費の削減につながります。特殊な金属皮膜やアルゴンガスをはさみこみ、夏は日射熱をカット、冬は暖房の熱を逃がさない遮熱複層ガラスもあります。
木製サッシと窓の数
冷暖房費の削減につながります。サッシ部はアルミより樹脂、樹脂よりも木製の方が断熱性能が高くなります(商品によって異なります)。また、窓よりも壁の方が断熱性能が高いので窓の位置や大きさ、数も検討するべき材料です。
オール電化
電気代の節約につながります。オール電化住宅は、電力料金が5~10%割引になります。調理設備は燃焼部分がないため、劣化が少なく、キッチンの油汚れが減少するメリットもあります。保険料を割引する火災保険や、ローンの金利優遇のサービスを実施する金融機関もあります。
将来の住宅設備に備える
将来かかる工事費の節約になります。将来、食器洗い乾燥機や家庭用パソコンを増やすなどの予定があれば、200Vコンセントを配置したり、電線やケーブルを通すためのCD刊を配管しておくなどプランニングの段階で準備する事をお勧めします。
フレキシブルな間取り
将来かかる工事費の節約につながります。将来家族の数の増減があってもリフォームしやすい間取りにしておきます。
イニシャルをかけることが気が引けてしまうかもしれませんが、将来を見据えながら事前にお金をかけておくことも、コストダウンな住宅を建てるためには必要になります。是非この機会にご検討してみてはいかがでしょうか。
Skogスタッフ