2025.02.21
住宅を建築するときの儀式とは? 第一弾「地鎮祭」についてご紹介!!
こんにちは!スタッフの北川です。
先日、期間限定でアイスリンクがオープンしていたので
息子とスケートをしに行ってきました。
私は高校生の時以来、息子は初めてでした!!
息子は、はじめは氷の上に立って移動することもできなかったのですが、
少し練習したら、滑れるようになっていました( ´艸`)
何度転んでも立ち上がって楽しそうにスケートをしていました♬
皆さんの好きなウィンタースポーツは何ですか?
では、本題にはいりましょう!!
念願のマイホームを建てようと考えた時、建築や工事に向けた施主としての準備にはさまざまなものがあります。
そのなかで昔からの風習として、「地鎮祭」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
ただ、漠然としたイメージはあっても、実際何をしたら良いかわからないという方もいると思います。
そこで今回は、「地鎮祭」の目的や、進め方について、施主として知っておきたい基礎知識をご紹介します。
どうぞごらんください('◇')ゞ
★地鎮祭とは?
土地に建物を造るにあたって、土木や建築の工事をする前におこなう祈りの儀式です。
地鎮祭の大きな目的は、工事の安全や土地利用者の繁栄を祈願することで、
各地を守る氏神(うじがみ)様に敷地として使わせてもらう許可を得る意味もあります。
地鎮祭を行うタイミングは工事が始まる前(着工前)で、大安や先勝の日の午前中、
先勝の午後、友引のお昼どき以外など、縁起のいい時間帯に行うのが一般的ですが、
予定を合わせることが難しい場合はそのかぎりではありません。
★地鎮祭の歴史
地鎮祭の歴史は古く、1300年以上前から行われておりました。
飛鳥時代の西暦645年に日本書記にて地鎮祭が行われた記録が残っております。
★地鎮祭はやらないとだめなの?
地鎮祭はあくまで儀式的なもので、決して義務ではないため、
施主が希望しないのであれば実施しなくても問題はありません。
最近は、時代の変化などもありお施主様の意向にて
地鎮祭を行わない場合が増えているそうです。
地鎮祭をやるかやらないかは、基本的に施主の判断に任されます。
★一般的な地鎮祭の流れ
大まかな流れとしては、
神様のお迎え⇒参列者の儀⇒神様のお見送り⇒献杯というように進んでいきます。
式だけであれば、時間的には30分、長くても50分かからない程度が一般的。
また、地鎮祭が始まる前に、参列者は水で清めて会場に入ります。
①開始の辞・・・地鎮祭が始まります。
②修祓(しゅぱつ)の儀・・・地鎮祭の始まりにあたる儀式です。 全員が起立して、神主さんがお供え物と参列者を清めます。
③後神(こうしん)の儀・・・神様を祭壇へお招きする儀式です。参列者は起立し頭を下げ、神様をお迎えします。その後着席します。
④献饌(けんせん)・・・ 祭壇に供えられたお供え物(酒や食べ物など)を、お招きした神様に捧げます。
⑤祝詞奏上(のりとそうじょう)・・・神主さんが工事の安全祈願と建築開始の報告をします。参列者は起立して、頭を下げ祈願します。
⑥四方祓い(しほうはらい)・・・ 土地の四方を清める儀式で土地の浄化を図ります。 神主さんが四隅に塩・米・白紙を撒きます。
⑦地鎮の儀(じちんのぎ)/鍬入れの儀・・・施主も参加する土地の神様を鎮めるための祈願をします。施主と建築を担当する会社が盛り土に鍬を入れます。
⑧玉串奉奠拝礼(たまぐしほうてん)・・・玉串(たまくし)と呼ばれる樹木の神具を奉納します。
⑨撤饌(てっせん)・・・祭壇にお供え物を下げる儀式です。神様への奉納が終了したことを示します。
⑩昇神(しょうじん)の儀・・・神主さんが神様をお見送りします。一同起立して、神様をお見送りします。
⑪閉会の辞・・・地鎮祭が終わります。
⑫神酒拝戴(しんしゅはいたい)・・・安全を祈願してお神酒を参列者全員で頂きます。車の運転をされる方や苦手な方は口を軽くつけて地面に撒きます。
※直会・・・地鎮祭後の飲食会も流れとしてありましたが、戸建て住宅の場合は行わないことが多くなっています。
★地鎮祭時の服装やマナー
服装は特に決まりはありません。
神事という神聖な儀式ですが、あまり派手ではない普段着で問題ありません。
もちろん、スーツなどの礼服での参加も大丈夫です。
また、雨天の次の日等は足元が悪い場合も多いので、靴などはスニーカータイプなど
動きやすいものにしておく方が無難です。
マナーについては、神主やほかの参列者に対して敬意を払う態度が重要です。
★地鎮祭で用意するもの
施主は地鎮祭の際、初穂料(神主への謝礼)、お供え物(酒、米、水、塩など)、近隣の家への粗品を用意します。
建築会社や神主さんがお供え物も用意してくれる場合もありますので、確認しておきましょう。
これらをすべて合計した地鎮祭の費用相場は、2~5万円程度と考えておくといいと思います。
いかがでしたか?
地鎮祭は工事の安全を祈願する式典ではありますが、
絶対にやらなければいけないわけではありません。
しかし、このような建築に関する儀式に参加できるチャンスは、
一般の方には家を手に入れるとき以外、ほとんどありません。
ご近所にも挨拶できるいい機会ですし、せっかくマイホームを建てるのであれば、
多少手間はかかるものの地鎮祭はやってみてもいいかもしれませんね(^_-)-☆